地方競馬の格付け表を公開!全国15競馬場の売上・クラス最新版

地方競馬は全国各地で開催されており、競馬場によって年間売上や賞金水準には大きな違いがあります。
こうした違いから、地方競馬ファンの間では競馬場ごとの「格」や「序列」が語られることも珍しくありません。
そこで本記事では、最新の売上データを中心に各競馬場を比較し、地方競馬場の格付表をまとめました。
さらに、競馬場ごとの違いをより詳しく把握できるよう、A1・B1・C1などのクラス・格付表も掲載。
地方競馬場の格付けや、それぞれの競馬場の違いを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
この記事の執筆者:茶田 優里

茶田 優里
競馬予想サイトの検証および競馬攻略コラムの執筆に10年携わっています。「信頼できる情報源」と感じていただける記事作りを心がけて、今後も競馬をより深く楽しめる記事をお届けしてまいります!経歴やプロフィールについては馬ラボの執筆者と運営者ページで紹介しているので目を通していただけたら嬉しいです!
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地方競馬場は全部で15会場|一覧で紹介!
日本の競馬は、大きく分けるとJRAが主催する「中央競馬」と、地方自治体などが主催する「地方競馬」の2種類があります。
地方競馬は北海道から九州まで各地で開催されており、現在レースが行われている競馬場は全部で15会場。
まずは、現在開催されている地方競馬場を一覧で確認してみましょう。
| 地区 | 競馬場 |
|---|---|
| 北海道 | 帯広競馬場・門別競馬場 |
| 岩手 | 盛岡競馬場・水沢競馬場 |
| 南関東 | 浦和競馬場・船橋競馬場・大井競馬場・川崎競馬場 |
| 石川 | 金沢競馬場 |
| 岐阜 | 笠松競馬場・名古屋競馬場 |
| 兵庫 | 園田競馬場・姫路競馬場 |
| 高知 | 高知競馬場 |
| 佐賀 | 佐賀競馬場 |
【最新】地方競馬場の格付表!
地方競馬場を格付けするには、まず比較するための基準が必要です。
今回は、各競馬場・地区の規模を把握しやすい「年間売上」を中心に評価しました。
年間売上とは、その競馬場や地区で1年間にどれだけ馬券が購入されたかを示す金額のこと。
地方競馬では近年、売上増加による収益改善を背景に、賞金・諸手当の増額や施設整備などに取り組む主催者もみられるようになりました。
年間売上は、競馬事業の運営とも関わるため、各競馬場・地区の規模を比べる際の一つの目安になります。
そこで、最新の年間売上をもとに地方競馬場・地区を比較し、独自の格付表を作成。
今回の評価基準は以下の通りになります。
- Tier1:2,000億円以上
- Tier2:1,000億円以上~2,000億円未満
- Tier3:600億円以上~1,000億円未満
- Tier4:600億円未満
この基準をもとに、最新の年間売上から地方競馬場・地区を格付けしました。
| Tier (売上) |
会場 (地区) |
概要 |
|---|---|---|
| Tier1 (約4,500億円) |
浦和競馬場 船橋競馬場 大井競馬場 川崎競馬場 (南関東) |
地方競馬の中でも |
|
Tier2 |
帯広競馬場 門別競馬場 (北海道) |
門別は2歳路線が充実しており、 |
| Tier2 (約1,300億円) |
笠松競馬場 名古屋競馬場 (岐阜) |
名古屋・笠松の2場で |
| Tier2 (約1,200億円) |
園田競馬場 |
園田を中心に姫路でも |
|
Tier2 |
高知競馬場 (高知) |
高知競馬場 |
| Tier3 (約650億円) |
盛岡競馬場 水沢競馬場 (岩手) |
盛岡・水沢の2場で |
| Tier3 (約750億円) |
佐賀競馬場 (佐賀) |
九州で唯一の地方競馬場。 |
| Tier4 (約300億円) |
金沢競馬場 |
日本海側で唯一の地方競馬場。 |
格付表を見ると、地方競馬は地区によって年間売上の規模に大きな差があることが分かります。
売上が伸びた地区では、賞金・諸手当の増額や施設整備が進められるケースもあり、競馬場の運営にも影響する要素の一つ。
ただ、ここまで紹介した格付け表は、あくまで「競馬場・地区の売上規模」を比較したもの。
地方競馬では、売上金額の他に競走馬をA1・B1・C1などへ分類する「クラス・格付け」という別の仕組みがあります。
このクラス体系や格付け基準は地区ごとに異なるため、同じA級やB級でも位置づけが完全に同じとは限りません。
ここからは、地方競馬で使われるクラスが何を意味するのか、基本的な仕組みから確認していきましょう。
地方競馬場ごとにクラス体系は異なる
地方競馬では、競走馬の成績や獲得賞金などをもとに、A・B・Cを基本としたクラス分けが行われています。
これは実力の近い馬同士でレースを編成しやすくするための仕組みで、地方競馬の番組編成にも欠かせません。
ただし、すべての競馬場で同じクラス体系が採用されているわけではないのが特徴です。
地区によってクラスの区分や表記方法が異なるため、まずは各競馬場でどのような格付けが使われているのか確認していきましょう。
地方競馬のクラス体系は何を基準に決まる?
地方競馬のクラス体系は、競走馬の年齢や収得賞金、レース成績をポイント換算した数値などをもとに決められています。
ただ、具体的な格付け方法は全国共通ではありません。
地方競馬では、各地区の在籍馬数や競走体系に合わせて独自のルールが設けられており、クラスを決める基準だけでなく、昇級・降級の仕組みも違います。
そのため、「何勝すれば昇格」「何着以下なら降格」といった共通ルールはありません。
基本的な違いを整理すると、以下の通りです。
- 【昇格】
各地区が設定した賞金額やポイントなどの条件を満たした際に上位クラスへ変更 - 【降格】
成績が落ちたら自動的に1段階下がるわけではなく、各地区が定めたポイントや格付け見直しのルールに沿って判定される - 【クラスの見直し】
馬齢や一定期間の競走成績などが反映
このように、地方競馬のクラス分けは単純な勝利数や着順だけで決まるものではありません。
地区によっては、レースの条件や着順に応じて加算されるポイントを用い、その累計値から所属クラスを判断する仕組みです。
そのため、1着の回数が少なくても好走を重ねてポイントを積み上げれば、上のクラスへ移るケースがあります。
反対に、勝利しても基準となる数値に届かなければ、同じクラスにとどまることも珍しくありません。
階級のA・B・Cや「1・2・3」の意味
地方競馬では、競走馬の実力や成績に応じて複数のクラスが設けられています。
ただし、採用されているクラス体系は競馬場によって同じではありません。
まずは、各競馬場でどのようなクラスが設けられているのか、一覧で確認してみましょう。
| 競馬場 (地区) |
クラス体系 | 組の表記 |
|---|---|---|
|
帯広競馬場 |
OP A1→A2 B1→B2→B3 C1→C2 |
「1」「2」など |
|
盛岡競馬場 |
A B1→B2 C1→C2 |
「一組」「二組」など |
|
浦和競馬場 |
A1→A2 B1→B2→B3→B4 C1→C2→C3 |
「一」「二」など |
|
金沢競馬場 |
A1→A2 B1→B2 C1→C2 |
「一」「二」など |
|
笠松競馬場 |
A B C |
「1組」「2組」など |
|
園田競馬場 |
A1→A2 B1→B2 C1→C2→C3 |
「ー」「二」など |
|
高知競馬場 |
A B C1→C2→C3(上)→C3(下) |
「1」「2」など |
|
佐賀競馬場 |
A1→A2 B C1→C2 |
「1組」「2組」など |
テーブルを見ると、地方競馬では競馬場によってクラスの分け方がかなり違います。
基本は「A → B → C」の順で、Aが最上位。
同じアルファベット内では、A1がA2より上になるように、数字が小さい方ほど上のクラスと考えていいでしょう。
「一組・二組」「1組・2組」のように分かれている場合も同じで、一組・1組の方が上位という考え方で問題ありません。
ここまで分かれば、出馬表を見たときに、その馬が所属地区でどのあたりのクラスにいるのか判断しやすくなります。
ただし、同じA1やB1だからといって、競馬場が変わっても競走馬の実力まで同じとは限らないので、覚えておいてください
まとめ
地方競馬は全国15会場で開催されていますが、年間売上や開催される重賞、クラス体系などは競馬場・地区によって大きく異なります。
今回、年間売上を基準に格付けした結果、南関東が最も大きな規模となり、北海道・東海・兵庫・高知などが続く結果となりました。
一方、競走馬の格付けではA・B・Cを基本としながらも、クラスの細分化や昇級・降級の基準は全国共通ではありません。
そのため、地方競馬を見る際は「競馬場自体の規模」と「競走馬のクラス」を分けて考えることが大切です。
格付表やクラス体系を把握しておけば、それぞれの競馬場の特徴や出走馬の位置づけも理解しやすくなるでしょう。





