競馬の勝負レースの決め方とは？初心者にもわかりやすく解説！

競馬は1ヶ所の会場で1日に12レース開催されており、開催しているのも1会場ではないので、私たち馬券購入者は数十あるレースの中から勝負レースを選ばなくてはなりません。

その際・・・

「どのレースで勝負すればいいの？」

「なるべく勝てそうなレースで勝負したい」

と考える方がほとんどでしょう。

そこでこの記事では『競馬の勝負レースの決め方』を徹底解説！

初心者さんでもわかりやすくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

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競馬の勝負レースの決め方をパターン別でご紹介！

それでは、競馬の勝負レースの決め方を紹介していきます。

といっても、勝負レースの決め方は馬券購入者の数だけあると思うので、私がポピュラーだと思う方法を4つ厳選してみました。

それぞれ順番に解説していきます。

馬の期待値をもとにレースを選ぶパターン

まず紹介するのは、馬の期待値を踏まえて勝負レースを選ぶパターンです。

そもそも馬の期待値とは、簡単にいうと『その馬が絡んだ時のプラスの度合い』を示す指標のこと。期待値が高い馬を買い続けると、長期的にみてプラスが期待できます。(期待値の計算式はオッズ×その馬の予測勝率)

以下のようなレースを例にして、期待値を踏まえたレースの選び方をさらに詳しくみていきましょう。

※1：表は右スクロール可能
※2：期待値が高い馬は赤字

馬番	馬名	オッズ	予測勝率	期待値
1	ミアネーロ	21.1	4.0%	0.84
2	クイーンズウォーク	146.1	0.5%	0.73
3	エセルフリーダ	78.7	0.5%	0.39
4	バレハ	6.0	15.0%	0.90
5	コガネノソラ	220.9	0.1%	0.22
6	サンセットビュー	15.5	5.0%	0.78
7	チェルヴィニア	4.6	20.0%	0.92
8	ライトバッグ	9.3	10.0%	0.93
9	ステレンボッシュ	2.0	40.0%	0.80
10	サフィラ	49.8	1.0%	0.50
11	アドマイヤベル	19.6	4.0%	0.78
12	ランスオブクイーン	91.1	0.5%	0.46

この場合、注目するポイントはこの2点。

• 1番人気の勝率
• 1番人気とその他の馬の期待値との差

1番人気のステレンボッシュの勝率は高く、どの馬の期待値も1を切っている(低い)ので、これは『ステレンボッシュの勝率が適正に評価されてオッズに現れている』状態です。

では、仮に1番人気の予測勝率が20%だったとしましょう。そうなると、他の馬の予測勝率は上がるので期待値も上がり、1番人気の以外の馬から買っても儲かりそうなレースという見方ができます。

このように、人気馬が過大評価されているけど期待値は低いというレースはおいしいので勝負レースとして選んでみましょう。

軸がすぐに決められるレースを選ぶパターン

軸がすぐに決められるレースは競走馬間の実力差がはっきりしていることが多く、予想がしやすいので勝負レースに適しています。

以下の条件を満たし、かつ当日の仕上がりやコンディションが良さそうであれば、選んで損はありません。

重要なのは、各データを見た際の第一印象ですぐに軸にできそうな馬がいるかどうか。

軸馬は馬券に何かしらの形で絶対に絡む馬ですので、ここの詰めが甘いと失敗します。

そのため少しでも悩むようであれば、馬券代を無駄にしないためにもそのレースは見送るようにしましょう。

不確定要素がないレースを選ぶパターン

競馬は不確定要素が多いがゆえに当てるのが難しいギャンブルなので、いかに不確定要素を排除できるかが肝になります。

競馬における、主な不確定要素がこちら。

※表は右スクロール可能

不確定要素	ポイント
ゲート	出遅れ癖の馬は不利になる。
2,100m以上のレース	2,100m以上のレースになると 馬の実力だけでなく 騎手の駆け引きが発生して 展開の予想が難しくなる。
差しや追い込み馬	末脚が発揮されるのは展開次第 場合によっては 馬がスタミナ切れを起こしたり 進路が確保できず不発に終わることも。
天候	悪天候時は馬場状態が大きく変わったり そもそもで雨粒が嫌いという馬もいるので どんな走りをするか予想が困難。 良馬場で強い競馬をしていた馬が 重馬場・不良馬場がゆえに能力を発揮できなかった なんてこともザラ。

このように、レースの距離や馬の資質、さらには気象情報が悪さをすることは珍しくありません。

以上を踏まえ、私が逆に狙い目だと思うのは晴れの日の短距離戦。

かつ、有力な逃げ馬や先行馬が出走するレースだと思います。

なぜその結論に辿り着いたのか、以下に理由をまとめてみました。

※表は右スクロール可能

狙い目の条件	ポイント
1,200〜1,400mの 短距離戦	長距離戦とは違い、騎手の技量が 絡む要素が少ないので、馬の資質で勝負が決まる。 逃げ馬や先行馬が実力を発揮しやすい。
距離短縮	逃げ馬・先行馬が距離短縮での出走であればなお良し。 スタミナに余裕が生まれ、失速するリスクが下がる。

他にも短距離走だと、長距離走でありがちな『騎手の駆け引き』によって中盤の流れが緩む・・・といったことがないので、走破時計の比較ができるのもポイント。

ぜひ参考にしてみてください。

荒れるか・荒れないかを踏まえてレースを選ぶパターン

勝負レースを選ぶ際、そのレースが荒れるか・荒れないかを踏まえて選択するのも1つの手です。

考え方は以下の通り。

• レースが荒れそう→全通り買ってもプラス
• 堅そう→本命を狙えばいい

このように馬券を買ってもマイナスにならないかどうか、を軸にレースを選ぶ方法もあります。

荒れる、荒れないの判断は経験が物を言うので、中級者・上級者向けですが、滅茶苦茶に荒れそうと思ったらいつも以上に広く構えて狙ってもいいかもしれませんね。

勝負レースを決める際に併せてチェックしたいポイント

勝負レースを決める際、次の2点も併せてチェックしておけば、さらに勝率を上げることができます。

• パドック
• 馬の体重の増減

それぞれ順番に見ていきましょう。

パドック

パドックで見るべきポイントがこちら。

※表は右スクロール可能

ポイント	解説
汗ビッショリな馬	涼しい日や寒い季節に 汗ビッショリな馬は危険信号。 精神的な問題がある可能性が高い。 白い泡=興奮・緊張
下痢をしている馬	下痢をしている馬はナーバスになっている。 パドック中に糞をする馬は珍しくないが その糞が水分を含んでいるか否かが重要。
勃起している馬	牝馬の発情がくる春頃に見られるケースが多い。 発情しているとレースに集中できない可能性が あるので評価は下げてもいい。

馬は警戒心が強く、基本的に臆病な生き物です。

そのため、精神状態が走りに大きく影響することも珍しくありません。

馬券を購入する際は、パドックを見てその日の馬の状態を確認しましょう。

馬の体重の増減

馬体重の増減が20キロ以上の馬には注意が必要です。

基本的に体重の増減が激しい馬は、調整不足か体調不良の可能性があります。

そのため、体重の増減が緩やかな馬と比べると連帯率が著しく下がるといったデータも。

体重増減(前走比)	連対率
-20キロ以下	7.4%
-19〜-10キロ	12.9%
-9〜-4キロ	14.1%
-3〜+3キロ	15.5%
+4〜+9キロ	15.3%
+10〜+19キロ	15.3%
+20キロ以上	11.8%

このように、連対率が倍以上変わるケースもあるので、体重の増減が激しい馬を見つけたら切るのが妥当です。

また、体重の増減を見る際は、その馬の元の体重をしっかり確認しておくことが重要になります。

人間で例えると、お相撲さんの-10キロと細身のモデルさんの-10キロとでは意味合いが変わってきますよね？

ちなみに、±10キロ程度の増減は馬が生活する中でよくあることなので、特に気にする必要はありません。

勝負レース選びの精度を上げるためにやるべきこと3選

ここまで紹介した内容を見て察している方もいると思いますが・・・

勝負レース選びの精度を上げるには知識だけでなく『経験』も必要になってきます。

正しい経験の積み方は以下の3つ。

1. 全レースを予想して答え合わせをする
2. 常日頃から競馬に触れておく
3. プロの予想を参考にする

勝負レース選びがうまくなるには、予想して結果と照らし合わることをとにかく反復することが必要不可欠です。

また、日頃から競馬に関する情報を集めたり、集めたデータを分析して自分の予想に落とし込めるようにしておく必要もあります。

ただ、時間がない社会人の方がそれらをこなすのは非常に困難。頭ではわかっていても、なかなか手がつけられないですよね？

そこで活用して欲しいのがプロの予想。

どのレースに対してどの馬を選んだのか、買い目から逆算するだけである程度背景が見えるので、それだけでも予想の参考になります。

なんなら、精度に納得できれば丸乗りしてプラスを目指すことも可能です。

私が普段愛用しているのは『馬券茶屋』という予想サイト。

馬券茶屋は、競馬歴20年の経験を買い目に余すことなく反映している予想サイト。

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私が無料予想で勝負した結果がこちら。

なんと全戦全勝！

特に印象的だったのは、人気馬がコケて最終的に74倍、69倍、158倍のオッズがつくようなレースを読み当てたことです。

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競馬の勝負レースの決め方まとめ

今回は競馬の勝負レースの選び方について解説してきました。

改めて要点をおさらいしていきます。

競馬はレース選びが非常に重要なギャンブル。ここを間違えると、どれだけ経験があろうと勝つことができません。

馬券を購入する際は、選び方が間違っていないかどうかこの記事を見直すようにしましょう。