競馬の期待値に意味はないと言われる理由は?期待値の概要や計算方法なども網羅!
馬券を買う際に重要な指標になる期待値。
重要視して馬券を買う人がいる一方、「期待値を考えても意味がない」と考える方もいます。
果たして、期待値を考えたところで意味がないのか、実際のところどうなのか。
馬ラボが調査したので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
一般的な期待値の概念とは?
期待値とは「ある条件を設定した際に得られる結果の見込みを数値化した指標」のことを指します。
競馬に置き換えて要約すると「馬券購入時に賭けたお金に対してどれくらいの配当が見込めるのか」というような意味合いです。
競馬においてはこの期待値が「1」を超えると購入した馬券でプラス収支となる可能性が高いと判断することが出来ます。
期待値の計算方法
前提として理解していただきたいのは期待値の計算方法は条件によって変わります。
具体的な計算方法は数学的に言うと
「確率変数(ある条件の時に得られる結果)×確率(それが起こる具体的な数字)を合計した数値」です。
専門用語すぎて一体何のことを話しているのかわかりませんよね。
今回は競馬における期待値の話をしているため、競馬に置き換えると「的中率×オッズ=期待値」となります。
例えば、単勝オッズ4倍で1番人気の競走馬の期待値を求める際は「30%(1番人気の1着的中率)×4(オッズ)=1.2(期待値)」となるので、この馬券を購入すればプラスになる可能性が高いと判断できます。
競馬における期待値は賛否両論されている
ここまでの解説で期待値がどういうものかはご理解いただけたかと思います。
期待値はギャンブルにおいて重要な指数であり、期待値を追ってプラス収支を目指すという方法が有効であることは間違いありません。
ただ、冒頭で触れたように、競馬ではそもそもの期待値という概念が疑問視されており、人によって賛否両論されています。
競馬において期待値に全く意味がないというわけではありませんが、他の方法で勝ちを目指すほうが効率的という意見の方も多いです。
次項目では、そう言われる理由について解説していきますので、ぜひ目を通してみてください。
競馬の期待値に意味はないと言われる理由
ここでは、本記事のメインとも言える「競馬の期待値に意味はないと言われる理由」について解説していきます。
その理由はおおまかにいうと下記3点です。
- 決まった的中率がないから
- 生き物である競馬には意味がない理論だから
- 単純に理論が破綻しているから
本項目を通して、競馬における期待値についての概念が変わる方も中にはいると思います。
ぜひ、それぞれ目を通してみてください。
理由①:決まった的中率がないから
競馬の期待値に意味はないと言われる理由1つ目は競馬には決まった的中率がないからです。
前述した競馬の期待値の求め方は「的中率×オッズ」でした。
ですが、競馬には決まった的中率がなく、あくまで傾向から読み取る的中率からでないと計算式に組み込めません。
傾向から読み取る的中率とは例えば下記のようなものを指します。
- 1番人気の1着的中率平均が約30%
- 18頭立てレースの場合に3連単の的中確率は0.02%
上記の数字も常に一定の正確な数値ではありません。
競走馬の実力やレース環境で大きく変わりますし、2つ目の3連単に至っては500倍のオッズがつかなければプラスにはならない期待値となってしまいます。
これらを踏まえると、競馬における期待値の信憑性が低いと言われる理由がわかりますよね。
理由②:生き物である競馬には意味がない理論だから
競馬の期待値に意味はないと言われる理由2つ目は生き物である競馬には意味がない理論だからです。
例えば、数学には答えがあるから期待値という理論が成り立ちますよね。
ですが、競馬は生き物であり、結果(答え)が1つではなく無限大に存在します。
そもそも期待値は数学的な考えから生まれた数値なので、馬と人間という生き物が行うスポーツには取り入れるべきではない指標なのです。
理由①と少し被る部分はありますが、毎レース的中させるための条件が変わり、想定できない結果になることが頻繁にあることを考えると、意味がないと言われることも納得でしょう。
理由③単純に理論が破綻しているから
競馬の期待値に意味はないと言われる理由3つ目は単純に理論が破綻しているからです。
例えば、下記の条件で馬券を購入するとします。
- 券種は単勝
- 単勝オッズ2.0倍の1番人気に1点100円賭け
- 1番人気の馬の入線確率は30%(平均)
この条件で期待値を求めたら「30%×2=0.6」となり、期待値はマイナスです。
ですが、オッズ2倍の馬に100円で1点賭けしているため、実際には100円の利益を獲得することができます。
このように、そもそもの理論として破綻しているため、期待値に意味がないと言われてしまうのです。
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期待値を踏まえて予想しても意味がないというのは、あくまで人間の話。
対して、過去数十年分のデータを精査・分析しているAIなら、確度の高い期待値を踏まえて予想することが可能です。
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競馬における期待値を意識した立ち回り方をご紹介!
ここまでで、競馬においては期待値に意味はないということが明らかになりました。
ですが、期待値を意識してうまく立ち回ることは悪いことではありません。
本項目では、競馬における期待値を意識したうまい立ち回り方をご紹介します。
- 人気馬を意識して立ち回る
- 過去データから競走馬を分析して立ち回る
競馬予想をするにあたって有益な情報となるので、ぜひ参考にしてみてください。
立ち回り方①:人気馬を意識して立ち回る
競馬における期待値を意識した立ち回り方1つ目は人気馬を意識することです。
人気馬を意識するといっても、単純に人気馬に目をつけて賭けるというわけではありません。
ここで意識してほしいのは、期待値が高くなりそうな穴馬を見つけるということです。
例えば、レースには「強い馬なのに人気も低くてオッズが高いのはなぜだろう」という馬が出走していることがよくありますよね。
一般的には人気が低ければ低いほど的中確率が下がり、期待値も下がっていきますが、このパターンは別です。
人気は低いけれど実力はあってオッズも高いという、期待値を意識した立ち回りとしてはベストな馬なので、そういったところに目をつけると効率よく勝つことが出来ます。
立ち回り方②過去データから競走馬を分析して立ち回る
競馬における期待値を意識した立ち回り方2つ目は過去データから競走馬を分析することです。
これは中々初心者の方では難しいとは思いますが、期待値を使って競馬で勝とうとしている方はそれなりに経験もある玄人の方だと思い記載しています。
競馬において期待値を求める際、的中率という指標が非常に大切なことはここまでで解説してきました。
ここでいう競走馬の分析とは、過去データから出走レースへの適正や勝率を細かく確認することです。
例えば、馬券を購入するレースが東京競馬場で開催される芝1,800mのレースだったとしましょう。
1番人気の勝率は約30%なので、期待値を求める場合の的中率は30%で求められます。
ですが、1番人気馬が過去の東京競馬場で開催される芝1,800mのレースで何度も勝利していたという条件を持ち合わせていたら、30%以上の的中率を期待することが出来ますよね。
すると結果的に期待値は高くなり、より安全な状態で的中を狙うことが可能です。
データ分析は少し面倒なことでもありますが、自分の予想や期待値への信憑性も上げることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
競馬における期待値まとめ
今回は競馬における期待値についてまとめていきましたが、いかがでしたでしょうか。
結論を言うと、競馬においては期待値に意味はないと判断することが出来ます。
ですが、期待値を意識して立ち回ることは無意味ではなく、競馬予想の質を上げるという意味では有効でしょう。
期待値という概念にとらわれず、現地の声とデータを分析して立ち回ることで勝率は自ずと高くなっていきます。
本記事の内容がみなさんにとって少しでも参考になっていれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。