笠松競馬の八百長事件の知られざる事実とは?真相を徹底究明!
事前に勝敗を取り決め、真剣勝負しているかのように見せる八百長行為。
競馬に関わらず、他の競技でも度々耳にする不祥事ですが・・・
2016年に起きた金沢競馬場の八百長疑惑から約4年、またも地方競馬で八百長事件が発覚しました。
そこで今回は、2020年に起きた笠松競馬場の八百長事件の真相を徹底解説していきます。
競馬ファンである皆さん自身が安全に競馬予想をするためにも、本記事をぜひ最後までご覧ください。
笠松競馬場について!オグリキャップ生誕の場所としても知られている?
今回八百長事件が発覚した笠松競馬場は、岐阜県羽島郡笠松町にある地方競馬場。
コースはダートのみ、収容人数は16,000人と、中央競馬に比べると規模が小さい競馬場となっています。
そんな笠松競馬場は、かの「芦毛の怪物」と呼ばれたオグリキャップがデビューした競馬場としても有名です。
オグリキャップは地方競馬から中央競馬に移籍した馬の中で最も実力高い馬と言われており、当時は競馬界を牽引する存在でした。
また過去には、競馬史上初である地方競馬から中央競馬への移籍を成功させた安藤勝己騎手が在籍。
多くのスターを生み出したこともあり、ファンから親しまれている競馬場でした。
2020年に笠松競馬場で起こった八百長事件とは?
数々の歴史を誇る笠松競馬場でしたが、2020年6月、所属騎手と調教師による八百長事件が勃発。
事の発端とその原因についてまとめていきますので、それぞれ確認していきましょう。
騎手や調教師が馬券を購入していた
八百長事件の全貌は、騎手と調教師がそれぞれ情報を交換し合い、自身で馬券を購入したことが発覚したというもの。
関係者らは、この事件で約3億円もの利益を上げ、それをすべて隠蔽していたと言います。
この行為は、競馬法に違反する行為であり、これに違反すると5年以下の懲役または500万円以下の罰金が生じます。
競馬法の概要は下記のとおりです。
次の各号に掲げる者は、当該各号に定める競馬の競走について、勝馬投票券を購入し、又は譲り受けてはならない。
七 中央競馬の競走に関係する調教師(競走馬の飼養を行う者を含む。以下同じ。)、騎手及び競走馬の飼養又は調教を補助する者 中央競馬の競走八 地方競馬の競走に関係する調教師、騎手及び競走馬の飼養又は調教を補助する者 全ての地方競馬の競走
出典:競馬法
法律ならではの分かりづらい表記となっていますが、簡単に言えば、騎手や調教師は馬券を購入してはいけないというものです。
八百長事件が起きていなければ競馬法を気にする方もいないと思いますが、公正公平な賭け事として競馬が法律で守られている点は押さえておきましょう。
事件が起こった原因
八百長事件が起こった原因は、管理体制が万全ではなかったからです。
レースでは、開催の前日21時までに「調整ルーム」に入ることが義務付けられています。
調整ルームでは八百長防止のために外部からの情報を断つ名目で入らなければいけないのですが、調整ルームに入る前は情報は共有し放題です。
そのため、騎手や調教師同士で情報を共有してから調整ルームに入ったことで今回のような八百長が発生してしまったというわけです。
八百長事件に加担した騎手・調教師は誰?
この八百長事件では、加担した4名の人物が実名で報道されました。
下記が4名のリストです。
- 佐藤友則騎手
- 島崎和也騎手
- 山下雅之騎手
- 尾島徹調教師
笠松在籍競馬場の在籍が長いこの4名が八百長をしたという事で、大きく話題になり、ファンは悲しみの声をあげたと言います。
ではこの4名について、それぞれプロフィールを確認していきましょう。
佐藤友則騎手
概要 | |
名前 | 佐藤 友則 |
生年月日 | 1982年3月23日 |
身長体重 | 163cm/51kg |
所属団体 | 岐阜県地方競馬組合 |
デビュー日 | 2000年4月3日 |
引退日 | 2020年8月1日 |
佐藤友則騎手は岐阜県地方競馬組合所属の元騎手です。
地方競馬のレースでは、通算1679勝を記録。
3年連続リーディングジョッキーにも選ばれるほどの実力を持ち、笠松競馬場の代表といっても過言ではない活躍をしていました。
島崎和也騎手
概要 | |
名前 | 島崎 和也 |
生年月日 | 1985年9月13日 |
身長体重 | 150cm/50kg |
所属団体 | 岐阜県地方競馬組合 |
デビュー日 | 2003年4月2日 |
引退日 | 2020年8月1日 |
島崎和也騎手は岐阜県地方競馬組合所属の元騎手です。
引退までに通算で5,665戦を鞍上し、146勝をあげています。
胴が青・黄色の星が散りばめられた勝負服で親しまれていました。
山下雅之騎手
概要 | |
名前 | 山下 雅之 |
生年月日 | 1983年10月28日 |
身長体重 | 161cm/49kg |
所属団体 | 岐阜県地方競馬組合 |
デビュー日 | 2013年1月8日 |
引退日 | 2020年8月1日 |
山下雅之騎手は岐阜県地方競馬組合所属の元騎手です。
元々後藤保厩舎の厩務員をしていましたが、2013年1月1日付けで笠松競馬場の騎手に転身。
同年の8日にデビューし、第2走で勝利を挙げるなど、騎手としてのセンスを光らせました。
2015年には全日本新人王争覇戦にも出場しており、地方競馬の騎手の中でも勢いがあった選手として有名です。
尾島徹騎手・調教師
概要 | |
名前 | 尾島 徹 |
生年月日 | 1984年3月23日 |
身長体重 | 170cm/52kg |
所属団体 | 岐阜県地方競馬組合 |
騎手デビュー日 | 2001年4月1日 |
引退日 | 2020年8月1日 |
尾島徹調教師は岐阜県地方競馬組合所属の元騎手・調教師です。
元々は騎手としてデビューしており、リーディングジョッキーに選ばれる程の実力者でした。
2015年8月1日に調教師へと転身し、同年の9月18日に管理馬であるカディサンダが初勝利をあげています。
八百長事件当時の世間の反応
競馬業界を騒がせた八百長事件ですが、当時世間ではどのような声が上がっていたのでしょうか。
なんjというネット掲示板に投稿されたコメントを見ていきましょう。
これはアウトだな
脱税と競馬法にもふれてるだろ
おしまいデスアンカツには悪いが、笠松はもう閉鎖すべき。
一般人でも分かる法律に違反する行為で、やはり酷評の嵐でした。
アンカツというのは笠松競馬場出身のレジェンドジョッキーのこと。
このレジェンドを排出したという実績がありながらも「閉鎖すべき」というような厳しい声が後を断ちませんでした。
八百長事件のその後の影響について
では、八百長事件が起こったその後、笠松競馬場ではどのような影響があったのでしょうか。
当時の影響と現在の影響をそれぞれ確認していきましょう。
約8ヶ月に渡る笠松競馬場の運営閉鎖
事件が起こった後笠松競馬場は約8ヶ月に渡る運営閉鎖をしました。
レースの開催は当然中止、立ち入ることさえ禁止され、今後の八百長防止の策を検討していたそうです。
金属探知機を用いた身体検査、通信機能を抑止する装置、電磁波を遮蔽するものが設置させる形で体制を整え、2021年9月8日にレースの再開催をすることに成功しました。
廃止の危機を乗り越え「ウマ娘」とのコラボを開催!
岐阜県都知事は、八百長の再発防止に念を入れ、今後は廃止の危機と隣合わせの責任を持ちながら運営していくと表明。
なんとか廃止の危機を乗り越えた笠松競馬場では現在、有名競馬アプリの「ウマ娘」とのコラボを果たし、聖地巡礼の地として復興を進めています。
そのコラボ内容は、笠松競馬場出身のレジェンド馬・オグリキャップのサクセスストーリーをたどるというもの。
これにより、オグリキャップのファンだけでなく、ウマ娘のファンからも足を運ばれる聖地となり、大きく盛り上がりを見せました。
現在も多くのファンに支えられることで信頼を回復させていっており、新たな一歩を踏み出しているそうです。
笠松競馬の八百長事件のまとめ
今回は笠松競馬場で起こった八百長事件について解説していきましたがいかがでしたでしょうか。
絶対に起こってはいけない事件ですが、これを期に競馬業界全体で体制が再検討された教訓があった事件でもあります。
今後はこのような残念なニュースが出ないことを願い、業界がさらに盛り上げっていくことを願います。
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