地方競馬所属から中央を制したメイセイオペラとは?地方出身のG1馬も大公開!

地方から中央を制した馬 アイキャッチ画像

地方から中央を制した馬。

この文言に興味が湧き、本記事をご覧頂いている方が多いと思います。

まず定義からご説明すると、地方から中央を制したというのは「地方競馬所属のまま中央競馬のG1を制した馬」です。

今回ご紹介するのは地方競馬所属のまま中央競馬のG1を制した唯一の馬であるメイセイオペラ。

その他にも、地方所属のまま海外を制した馬や地方競馬出身の中央で活躍した馬までご紹介していきます。

5分程度で読み終わる簡単な記事ですので、ぜひ最後までご覧ください。

地方から中央を制したただ唯一の馬メイセイオペラ

地方から中央を制した馬 メイセイオペラ

  概要
馬名 メイセイオペラ
血統 グランドオペラ(父)×テラミス(母)
活動 1996年7月〜2000年8月
通算成績 35戦23勝(23-2-2-8)
主な勝ち鞍 フェブラリーS(1999)
主戦騎手 菅原勲
馬主 有明正商事
生産者 高橋啓
所属 佐々木修一厩舎(水沢)
生涯中央獲得賞金 1億1,173万円
生涯地方獲得賞金 3億8,689万円

メイセイオペラは水沢の佐々木修一厩舎に所属していた地方競馬の馬です。

デビュー年からその強さは際立っており、同年秋からのレースではなんと9連勝。

その後1998年10月に行われた南部杯(G1)にて地方G1を初制覇し、翌年にはマイル戦での強さを活かして中央開催のフェブラリーステークス(G1)に地方所属のまま挑戦します。

※1999年フェブラリーステークス(G1)の動画はこちら。

フェブラリーステークス(G1)では2番人気から出走。

好スタートを切ったメイセイオペラは、中断から脚を溜める形で終盤まで好走を続けます。

メイセイオペラが仕掛けたのはゴール前約300m地点。

驚くべき末脚を発揮し、前方の馬を一気に突き放し、2着と2馬身差をつけて圧巻のゴールインを果たしました。

地方競馬所属のまま中央競馬のG1を制したのは歴史上初の快挙で、当時の競馬場と所属の水沢では大盛り上がり。

鞍上した菅原勲騎手への大きな「勲コール」も大きく鳴り響き、史上初の挑戦が報われる感動の名シーンを生み出しました。

これが地方から中央を制したただ唯一の馬と言われる由縁で、いまだかつて破られてない大記録となっています。

地方から海外を制した馬コスモバルク

続いては、地方所属のまま海外G1を制した馬であるコスモバルクについてご紹介します。

地方から中央を制した馬 コスモバルク

  概要
馬名 コスモバルク
血統 ザグレブ(父)×イセノトウショウ(母)
活動 2003年8月〜2009年12月
通算成績 48戦10勝(10-8-1-29)
主な勝ち鞍 シンガポール航空インターナショナルカップ(2006・G1)
主戦騎手 五十嵐冬樹
馬主 ビッグレッドファーム
生産者 加野牧場
所属 ホッカイドウ競馬(北海道)
生涯中央獲得賞金 4億6,362万円
生涯地方獲得賞金 1,853万円

コスモバルクは北海道のホッカイドウ競馬に所属していた地方競馬の馬です。

中央・地方・海外という3つの路線で挑戦し続けた馬で、その功績が2006年に開催されたシンガポール航空インターナショナルカップ(G1)を制覇したこと。

地方競馬所属の馬が海外G1を制すのは初で、これもまた史上初の快挙として受け継がれています。

※シンガポール航空インターナショナルカップ(G1)の動画はこちら。

コスモバルクは3番人気で本レースに出走。

2番手でスタートを切ったコスモバルクは内ラチに沿いながら走行します。

道中は前についていた1番人気のブルームブルームに阻まれながら2番手を維持して走行しますが、ラストの直線でギアを上げ、1着に立つと1馬身3/4差をつけて見事優勝。

騎手の五十嵐冬樹氏も高々に拳を突き上げ、歓喜のガッツポーズを掲げました。

コスモバルクにとっては初のG1制覇が歴史的快挙と重なり、非常に縁起の良い一日に。

こちらの快挙も現在なお破られておらず、伝説として語り続けられています。

地方競馬出身で中央G1を制した馬8選

続いては、地方競馬から中央競馬に移籍した後にG1を制した馬をご紹介していきます。

馬名 制したG1レース
オグリキャップ 有馬記念(1988・1990)、マイルCS(1989)、安田記念(1990)
オグリローマン 桜花賞(1994)
ハイセイコー 皐月賞(1973)、宝塚記念(1974)、高松宮記念(1974)
イナリワン 天皇賞・春(1989)、宝塚記念(1989)、有馬記念(1989)
トロットサンダー マイルCS(1995)、安田記念(1996)
アローキャリー 桜花賞(2002)
ドクタースパート 皐月賞(1989)
トウカイポイント マイルCS(2002)

有名なのは有馬記念優勝を果たし、年度別代表馬に選ばれた経験もあるオグリキャップとイナリワンでしょう。

オグリキャップは笠松競馬場でデビューし、当時から圧倒的な強さを誇り、すぐに中央移籍を果たした馬。

イナリワンと同じ境遇で、同時期では2頭はライバル的存在でした。

どちらも移籍後は注目の的で1989年にはイナリワン、1990年にオグリキャップが年度別代表馬に。

オグリキャップに至っては、ラストランである有馬記念への優勝を果たしたのちに年度別代表馬に選ばれ、有終の美を飾りました。

表を見るとわかりますが、地方競馬出身で中央G1を制した馬は2000年前後に最も多く排出されています。

そのため、当時を経験した方はこの世代を「地方競馬の黄金期」と呼んでおり、その再来を望む声も多いようです。

地方から中央を制した馬まとめ

今回は地方から中央を制した馬について解説していきましたが、いかがでしたでしょうか。

本記事のまとめポイントはこちら。

地方から中央を制した馬のまとめポイント
  • 地方競馬所属で中央J1を制した馬はメイセイオペラのみ
  • 地方競馬所属で海外J1を制した馬はコスモバルクのみ
  • 地方競馬から中央へ移籍後にG1を制した馬はオグリキャップを含む8頭存在している

地方と中央で実力差があるイメージがある方も多いと思いますが、実は中央でも無類の強さを発揮する馬がこれだけいることには驚きでしょう。

地方競馬で隠れた実力馬を見出すことも競馬の一つの楽しみなので、本記事をきっかけに地方競馬にも興味を持つ方が増えれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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