金沢競馬場で起きた停電事件とは?前代未聞の事件の真相に迫る!
今回は金沢競馬場で起きた停電事件について解説していきます。
この件はネットでも大きなニュースとなっており、それを見たファンからは避難の嵐が起こっています。
競走馬や騎手、レースにも多大な影響を及ぼしており、競馬が始まって以来屈指の大事件だと言えるでしょう。
本記事では、金沢競馬場で起きた停電事件による影響やネット上の反応について真相を解明していきます。
5分程度で読み終わる簡単な記事なので、ぜひ最後までご覧ください。
金沢競馬場の停電事件とは
金沢競馬場は地方競馬が行われる競馬場です。
前代未聞の停電事件が起こったのは、2023年11月19日に開催された金沢8R(17:10出走)でした。
その概要は通常通りに開催されたレースの途中に突然照明が落ち、暗闇の中そのままレースが行われたというもの。
何も見えないままハイスピードでレースを行うことは非常に危険ですし、出走していた競走馬や騎手がどんな思いをしたのかを考えると胸が痛む事件です。
この事件は人の手によるミスが原因で、管理を徹底していなかったことが原因だと判明しています。
次項目にて、停電が発生した原因を確認していきましょう。
停電が発生した原因
金沢競馬場の停電が起こった原因は運営側による「消灯タイマーの設定ミス」です。
通常、照明の消灯タイマーは全レースが終了した後の時間に設定するもの。
ですが、今回の事件ではレース終了後の「19:10」に設定するところを「17:10」に設定してしまったと言います。
おそらく「7時(19時)10分」と「17時10分」という認識の誤りから起こった事件でしょうから、明らかに運営側の人為的ミスです。
金沢競馬場によると、今後の消灯はタイマーではなく担当者2人が手動で消灯することで二度と起きないように対策すると発表しています。
今回の事件で金沢競馬場の管理体制の甘さが世間に広がり、今後厳しい目で見られるでしょう。
二度と起こってはいけない事件ですから、責任を持って再発防止を徹底してほしいと願うばかりです。
停電事件による騎手や競走馬、レースへの影響
続いては金沢競馬場の停電事件で起こった影響について解説していきます。
- 3名の騎手が落馬して2名が病院へ搬送
- 競走馬は予後不良で安楽死処分へ
- レースは不成立で全額払い戻し
3名の騎手が落馬して2名が病院へ搬送
金沢競馬場の停電事件によって起こった影響の1つ目は3名の騎手が落馬して2名が病院へ搬送されたことです。
落馬した騎手は下記3名。
- 葛山晃平騎手(鞍上:④リンクスシュウ)
- 鈴木太一騎手(鞍上:⑤スイートティアラ)
- 松戸政也騎手(鞍上:⑥ブレーヴユニコーン)
病院へ搬送されたのは葛山騎手と松戸騎手の2名。
葛山騎手はストレッチャーで搬送され、松戸騎手は自身で救急車に乗ったようです。
3人共命に別状はなかったものの、今回の停電は少なからずトラウマに残っているでしょう。
今後の彼らの騎手人生に大きく関わる事件ですから、何事もなく引き続き騎手として活躍していって欲しいものですね。
ブレーヴユニコーンが予後不良で安楽死処分へ
金沢競馬場の停電事件によって起こった影響の2つ目はレースに出走していたブレーヴユニコーンが予後不良で安楽死処分となったことです。
予後不良とは、競走馬が何らかの原因で脚部等を故障させてしまい、回復することが極めて難しいと判断された状態を指します。
今回の原因となったのは暗闇の中走行して転倒してしまったこと。
馬は500kg以上の体を細い脚1本で支えて生活しているため、1つの故障が命取りです。
予後不良となってしまった場合は自力で生活できなくなり、故障部位以外にも悪影響が出るため最終的に死に至ってしまいます。
そのため、予後不良と判断された馬には薬を用いて安楽死処分を行うのが競馬界の決まりです。
ブレーヴユニコーンは、今回の停電さえ起きなければ命を失うことはありませんでした。
人間のミスで競走馬がなくなってしまうといういわば殺人行為でもあるので、このようなことが二度と起こらないよう努めていかなければなりません。
レースは不成立で全額払い戻し
金沢競馬場の停電事件によって起こった影響の3つ目はレースが不成立となり全額払い戻しとなったことです。
レース不成立となったレースは事件が起こった金沢8Rだけでなく、それ以降の金沢9Rと10Rも不成立となりました。
該当するレースの馬券は当然、全額払い戻し。
金沢8Rだけで約4480万円の馬券が払い戻しとなり、金沢競馬場は大きな損失を負いました。
採決委員による音声記録に非難殺到
現在は削除されていますが、採決委員による音声が金沢競馬場の公式動画で記録されており、世間ではそれが非難殺到されています。
その音声では停電の中でもなんとしてもレースを成立させて払い戻しを防ぐという意思を感じる内容が記録がされていました。
「停電後に落馬があったけど、それは停電のせいじゃなくて馬の故障の影響だ」というような主張をするなど、どうにかしてレースを成立させようとしていたようです。
実際、音声のみで採決委員の方がどんな意思を持っていたかの真相はわかりませんが、世間ではこのような見られ方をしていることは事実。
「金のことしか考えてない」「馬や騎手がかわいそう」など、非難の声が殺到していたのも当然でしょう。
運営陣からするとビジネスで行っているとはいえど、競走馬が1頭亡くなっているわけですし、もう少し思いやりや発言には気をつけてほしいところですね。
金沢競馬場の停電事件の世間の反応
本項目では、金沢競馬場の停電事件の世間の反応を調査していきます。
今日、金沢競馬場にいました。8R、震えながら照明が消えた走路の暗闇の中から全人馬が無事に帰ってくることだけを願いました。それは叶えられなかった。お願いします。タイマーでなく手動でできませんか。もしタイマーなら二度も三度でも確認してください。人と馬の命がかかってるのです。
— chikota (@chikota20190401) November 19, 2023
こちらの方はこのような事件が二度と起きないように確認作業を怠らないよう願っていました。
競馬を賭け事として楽しむだけでなく、単純に馬や騎手が好きな方も多く存在します。
金沢競馬場では今回の事件で大きな課題が出来ましたから、運営陣はこのような主張をしっかり受け止めていかなければなりません。
照明のタイマー設定を間違えた?てかなぜ変えた?
夜7時と17時と勘違い?
どんな設定か知らんけど
そんな勘違いするような人材が競馬場にいることが驚きなんやけど、、間違えたでは済まされんのちゃう?
馬が1頭死んどるやないか、、
これは人災かもしんれんよ、、金沢競馬場#石川県#金沢市— Ghajm-tw (@ikeniken9) November 20, 2023
こちらの方は運営陣の管理状態の雑さを厳しく指摘しています。
確かにこの方の言う通りで、間違えたでは済まされない事件ですよね。
人のミス1つで命を奪ってしまうことがあることを理解し、二度と起こらないよう再発防止を徹底してほしいと願うばかりです。
金沢競馬場の停電事件のまとめ
今回は金沢競馬場の停電事件について解説していきました。
レースに関わる全てに多大な影響を与えており、目を背けてはならない事件だったと思います。
金沢競馬場はしっかり今回の事実を受け止め、二度とこのようなことが起こらないように再発防止を徹底していかなければなりませんね。
最後までご覧いただきありがとうございました。